留学中友達が出来ないと嘆いていた自分へ伝えたいこと3つ
私は2015年~2016年に約1年間、留学をしていました。
日本人の留学先としてはマイナーな土地柄でしたが、それでも、10~20人程度は日本人留学生がいました。
留学先では、とても暇な生活を送っていました。
大学の授業は週に4回6コマ程度で、バイトやサークルもせず、(というかバイトもサークルの入り方すらわからなかった)
家でYoutubeを一日8時間見るような、そんな生活を送っていました。
当時の悩みは、友達ができないこと。
留学当初は、英語が話せなかったこともあり、全く友達ができませんでした。
だから行動はいつも一人。
ご飯を食べるのも、買い物をするのも、料理を作るのも、ずっと一人でした。
「なんでこんなに友達ができないんだろう」
「なんで周りはあんなに楽しそうなのに私は心から楽しめないんだろう」
「英語が話せるようになりたいと思って留学に来たのに、このままじゃ英語が話せないまま日本に帰ることになる、、、それでいいのかな?」
最初の半年は、そんなことをもんもんと考えながら過ぎていきました。
あの半年は、精神的にやられており、孤独と自責に苦しめられた半年間でした。
時差もあり日本で付き合っていた彼氏と破局、日々の孤独、成長できていないのではという焦り、なんで留学なんか来たんだろうという自分に対する疑問。
暇であればあるほど、考えすぎて、どんどんネガティブになっていきました。
最近誰かのツイートでみたのは、人間は暇であればあるほどネガティブになるそうです。
そのことを知ってさえいればよかったのですが、知る由もなく。。。
人生で一番、精神的な苦しみを味わった時期となりました。
そんな風に苦しんでいた自分に向けて、また、私のように留学中の孤独に悩んでいる人たちに、
声を大にして届けたい3つのことがあります。
留学中の同期のSNSを見て落ち込んでも意味がない
隣の芝生は青く見える、それは本当にそうでした。
自分に自信がなければないだけ、隣の芝生は青く見えます。
わたしも、Facebookにリア充な写真をどんどん載せる同期に焦り、自分は彼女より成長できていないのではと落ち込みました。
でも、今考えれば、そもそも彼女と自分は、比較対象にはなりませんでした。
まず自分たちの性格も違う、いる国も違う、周りの人種も違う、公用語も違う。
冷静に考えると、それぞれの環境が違いすぎるので、お互いは比較対象にはならないのです。
ただ、同じ時期にそれぞれが留学したというだけ。それだけ。
自分がおかれた環境は彼女とは全然違うのに、なんであなたがそんなに落ち込まないといけないの?
そんな必要は全くありません。
自分の殻にこもっていることに気づいて
いつの間にか、今の状況に独りよがりになっていませんか?
毎日の生活に寂しさを抱えながらも、一人で授業を受けて、一人でご飯を作って、一人でYoutubeを見て。そんな生活に慣れてしまったところはないですか?
それでもやっぱり寂しくて友達が欲しくて仕方がない、私はそんな状況でした。
それに、留学生同士のコミュニティで遊びに行ったりしているのを見ると、「なんで自分は誘ってもらえないんだろう」と勝手に悲観的になり、「みんな私に興味ないんだな」と思ったりもしました。
でもそれは、当たり前です。
自ら自分の部屋にこもって、Youtubeを見ながら、寂しい、誘ってくれとつぶやいていたのだから。
周りの人から見て、そんな気持ちで私がYoutubeを見ているなんて、わかりませんよね?きっと一人になりたくて、部屋にこもってるんだろうと思われます。
誘われにくい状況を、自分で作ってしまっていることに気づいて。
自分の殻にこもってしまっていることに気付いてほしい。
誘われないのなら誘えばいい。
「今度誘ってね」って素直に言えばいい。
何も考えず、いまの自分の欲望を言葉に出すだけです。
変なプライドを捨てて日本語を喋りなさい
留学に来てまで、日本人とつるみたくないと考えていた私は、
わざと日本人との交流を避けて生活をしていました。 (トガってましたw)
せっかく留学に来たのだから、日本人と一緒に日本語を喋っていても意味がない、成長できないと考えたのです。
そんな思考で行動すると、日本語を喋る機会は全くなくなり、また友達もいないので
そもそも言葉を発するタイミングも少なくなり、さらに独りぼっちを極めることに。
寂しいから人と一緒にいたいはずなのに、自分から人を遠ざけている。
それが自分のためだと思っていました。ただ、猛烈に寂しい。
そんな状況を打破するためには、自分が今の環境についてどう思っているのかを認識する必要があります。
そうしないと、原因も対策もわかりません。
そのためには、母国語を喋って、脳内を整理することが最速の手段です。
口に出して、自分の考えを理解するのです。
なんで、なんでと頭の中でぐるぐる考えても結局解決しないことのほうが多く、
さっさと口に出してしまったほうが自分の考えを理解できます。
だから、変なプライドを捨てて日本人と日本語を話しましょう。
そこで自分がどうしたいのかを認識し、その方向に進めばいいのです。
自分を理解することで、もっと楽に生きていけるようになります。
考えすぎが一番の原因
結論、「なんで、なんで」とネガティブに考えたり、自分を制限する行動をとってしまうと、精神的に自分を追い詰めることになります。
考えすぎてるな、と思ったら、思考停止して、自分の欲望通りに言葉を発すればいいのです。
考えすぎてるな、とも思えず、ただひたすらなにか苦しい、という場合は、日本語を喋りましょう。脳内整理です。
留学期間は本当に貴重な時間です。社会人になってから、自分の生き方やキャリアについて考える、長い時間を手に入れるのは難しいと思います。
皆さんの留学生活を、少しでも有意義にポジティブに過ごしてもらえれば嬉しいです。
おわり。